大阪天満宮の界隈や、天神橋筋商店街、池田町などには、天神祭を献灯する提灯が灯されます。
天神橋筋商店街には大きな提灯も!
提灯の漢字が読めない!!
天神橋筋商店街には、両側にいっぱいの提灯が灯されます。この提灯は商店街でよく見る提灯です。
正解は「奉燈」らしいです。
こんな文字の提灯もあります。これは「恩輝」ですね。わかりやすい。
大阪天満宮の門前の通りにはこんな提灯も。「聖庿」らしいです。
大阪天満宮の祭り提灯はコミュニケーションツール?
天神祭や正月など、大阪天満宮のお祭りの時期になると氏地に灯される提灯は「祭り提灯」と呼ばれ、儒教の教典などから引用した言葉が篆書や隷書で書かれています。
今は、「御神燈」とか「献燈」など、違った地域でも、提灯に同じ文字が書かれている場合が多いですが、昔は、町ごとに違った模様や文字を描いた提灯を灯していたようです。
大阪天満宮の氏地では、今でも昔の祭り提灯を踏襲しているものが多いのです。
大阪天満宮表参道<祭屋梅の助>のぼてふり日記「【流鏑馬神事】表参道の祭り提灯」より引用
提灯に書いてある文字は、篆書や隷書なので、何が書かれているのかわかりません。なので、どうゆう意味なのかもわかりません。でも、それには理由があるようです。
この“読みにくさ”にこそ、実は意味があったのです。
今から十数年前、判読不能の文字について地元の古老から聞いたことがあります。
それは、このように読み難い文字にしておくと、他地域から来た参詣人が、
提灯を吊り下げている家の人に話しかけるきっかけになるのだというのです。
文字の説明から、時には出典の意味、そこから祭りの由来まで、さまざまな会話が
弾むというのです。言い換えれば、祭り提灯は地元の人たちと“よそ者”との
コミュニケーションを惹き起こすための“装置”だというわけです。
なるほどねー!祭り提灯がコミュニケーションツールになっていたんですね!!
天神祭は花火大会じゃない!と僕はいつも言っています。
1000年以上も続く天神祭には、伝統と文化がいっぱい詰まっています。
花火は綺麗ですが、花火だけではもったいない!!
提灯をきっかけに、地元の人とお話をしても良いかもしれませんね!
あー、楽しみ(c_c)b
ほなまた!
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