都立霊園の概要
東京には、八柱、谷中、青山、小平、多磨、雑司ヶ谷、染井、八王子の8ヵ所の都立霊園があります。これらの霊園は、広大な敷地に整備された静かな場所で、東京の喧騒から離れた安らぎの場を提供しています。
墓じまいが増えている
最近は、墓じまいをする人が増えています。
墓じまいとは?
墓じまいとは、長期間放置されたり、管理が困難になったりしたお墓を整理する手続きのことです。
通常、以下の手順を含みます。
- 遺骨の移動: 現在のお墓から遺骨を取り出し、別の場所に移す。
- 墓石の撤去: お墓の石碑や周囲の構造物を撤去し、土地を元の状態に戻す。
これらの手続きは、個別の事情を考慮しつつ、法律や霊園のルールを守って進めなければいけません。
墓じまいした後は、施設変更や新しい合葬墓への納骨が選ばれることが多いです。
墓じまいが増えている背景と理由
墓じまいする背景と理由は様々です。
- 少子高齢化: 現在、家族構成が変化し、少子化や高齢化が進んでいます。そのため、お墓の管理や維持が難しくなっている家庭が増えています。
- 後継者不足: 後継者がいないため、長期間にわたってお墓を維持することが困難になっているケースが増加しています。都市化と土地問題: 都市部では土地の価格が高く、墓地の管理や維持が難しいため、墓じまいを選択する人が増えています。
- メンテナンスの手間: 墓地の維持には時間とコストがかかるため、手間を減らすために墓じまいを行う家庭が増えています。
これらの理由から、墓じまいはますます一般的な選択肢となっています。
都立霊園で墓じまいするには
都立霊園で墓じまいを行う場合、さまざまな手続きをしなければいけません。
手続きに必要な書類や、具体的な手続きなどについては、各霊園の管理事務所に確認しましょう。
都立霊園の「施設変更」申請時期
墓じまいには、施設変更の申請が必要です。年間に3回、次の時期に行われます。
- 7月
- 10月
- 12月
申請期限を守り、スムーズに手続きしましょう。この申請時期に合わせて、必要書類や手続きについて確認することをお勧めします。
墓じまい後は合葬墓への無料納骨が可能
墓じまい後の遺骨は、以下の都立霊園にある合葬墓へ無料で納骨できます。
- 小平霊園
- 八柱霊園
- 多磨霊園(2023年度から再開)
合葬墓は、個別の墓石ではなく、多くの遺骨を一緒に納める形式の墓地です。管理が簡便で、継承者がいない場合にも対応できます。
まとめ
都立霊園の墓じまいと施設変更は、適切な手続きを踏むことで、より良い形で遺骨を管理することができます。無料で合葬墓に納骨できる制度を利用し、申請時期に合わせてスムーズに手続きを進めましょう。
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