まいど(c_c)/
2011年2月2日に、父方の祖母が亡くなりました。
そう今日は祖母の命日です。もう8年前ですか。
うちの家には墓がありません。
ま、いろんな考え方があるのでしょうが、墓がありません。
祖母の遺骨は一心寺に納骨して、今は骨仏(お骨佛)になっています。
できる限り、命日には墓参りの代わりに、一心寺にお参りしています。
今年も、一心寺にお参りしてきました。
一心寺とは?骨仏(お骨佛)とは?
一心寺とは?
一心寺は大阪市天王寺区「逢坂」にある寺です。
山門は、現代美術的で、初めて参拝する人は驚きます。
一心寺は、真田幸村の最後の地・安居神社が近くにあります。一心寺境内も大坂の陣の戦地になりました。
大坂の陣にまつわる話やスポットが残っています。
また、徒歩圏内には、大坂の陣の拠点となった茶臼山、四天王寺、通天閣、天王寺動物園などがあります。
1185年(文治元年)に、法然上人によって開かれた寺で「お骨佛の寺」として親しまれています。
お骨佛とは?
簡単に言えば、納骨された遺骨を材料に使って作られた仏像です。
骨佛は江戸時代末期の嘉永年間に発願されて、1887年(明治20年)に1体目が開眼されました、その後10年に1体開眼されましたが、戦前の6体は戦時中に焼けてしまい、遺灰と戦後に納骨された遺骨と合わせて1948年(昭和23年)に7体目が開眼されました。
以降、10年に1体が開眼されています。現在は8体の骨佛がお祀りされています。
一心寺のすごいところは、信仰している宗派に寄らず、納骨を受け付けていることです。
最近は、お墓の維持が難しくなった人たちも増えているからか、納骨する人が増えているそうです。
一心寺公式サイト「納骨とお骨佛」
一心寺本堂は2019年末まで耐震工事中
一心寺の境内の中心には本堂があります。
本堂では、施餓鬼と呼ばれる供養をお願いすることができます。
納骨した先祖に対して、一心寺のお坊さんが読経してくれます。
ただ、2019年2月時点で、一心寺本堂は耐震工事中で、施餓鬼の受付が中止中です。
本堂の耐震工事は2019年末までの予定です。
これは、2018年4月時点に撮った写真です。本堂はこんな感じです。
施餓鬼の代わりに経木流しを受け付けてます
本堂での施餓鬼を受け付けていない代わりに、経木流しを受け付けていました。
戒名を書いた経木を、供養して、焚き上げてくださります。費用は任意で、浄財として箱に入れる仕組みになっていました。
通常時、施餓鬼を申込むと、一心寺の方が丁寧に経木に戒名などを書いてくれますが、ここではセルフサービスです。
ろうそくと線香を持って骨佛をおまいり
一心寺境内では、骨佛をおまいりするための線香とろうそくを販売しています。
持参してる人もいるようですが、結構な割合の人が、境内の販売所で、線香とろうそくを買っています。
線香は1束20円、ろうそくは30円から用意されています。
大きなろうそくは300円で売られていますが、こだわりがなければ、大きなものでなくても良いと思います。
いつも、一番安いろうそく30円と、線香20円、合計50円でめっちゃリーズナブルです!
でも、おまいりする気持ちはpricelessです(°∀°)
ろうそくと線香を持って、ろうそくに火をつけて供えて、線香に火をつけて・・・
線香も供えます。
線香が、もんもんと燃えています。
納骨堂、骨佛堂付近は、線香の煙でむせ返るほどです。
着ている服に匂いが必ず付くので、デートの予定などがあるときは気を付けましょう。笑
お墓いりますかね?
うちの家には墓がありません。
父は福岡県出身なので、地元にはあるのかもしれないですが・・・
祖父母より前の先祖のことはあまり知らないので、、、
ま、いろんな考え方があるのでしょうが、墓がありません。
最近は、少子化や、お墓に対する考え方の多様化で、お墓にこだわらない人が増えていると聞きます。
オーソドックスなお墓ではなく、樹木葬とか、海上散骨とかを選ぶ人もいますよね。
一心寺に納骨された遺骨は骨仏になり、みんながおまいりする対象になります。
子孫がいなくても、ここに一心寺があるかぎり、誰かがおまいりしてくれます。
僕はええ仕組みやと思ってます。
ま、人それぞれですけどね。
ほなまた(c_c)b