※このブログではアフィリエイトを含む広告を利用しています※

奈良高校は地震が来ると危ない?is値が低い建物だらけ・・・再編より大問題!奈良市の災害時二次避難所が解除されました。(再編見直し署名実施中!)

防災

まいど(c_c)/

母校の奈良高校が大変です!

高校再編の一環で移転する方向で進んでいる・・・ってのもありますが、もっと重大な問題が!!!

校舎などの耐震性に問題があって、震度6以上の揺れが起こったら倒壊する危険性が高い状態なのです。

体育館のis値が0.05、スカイウォークと呼んでいた渡り廊下のis値が0.11など、多くの建物のis値が低いようです。


広告

奈良県立高校を再編する計画があります

奈良県教育委員会は、少子化を理由に、県立高校の再編案を2018年6月8日に示しました。

その後、奈良県立高校再編案は、6月28日に奈良県議会文化教育委員会で可決、7月3日に奈良県議会本会議で可決されました。

奈良高校は、奈良県が発表した県立高校再編の一環で、移転する方向に動いています・・・

厳密には、奈良高校は再編の対象には入っていないのですが、校舎が耐震性に乏しく、耐震化工事ができないから、再編で閉校する方針の平城高校の跡地に移転するらしい・・・

これはこれで物議を呼んでいるのでいるのですが・・・

もっと問題なのが、今時点で、奈良高校の耐震性に問題があるということです

広告

奈良高校の校舎・体育館などの耐震性が低すぎる!

奈良高校の校舎・体育館などの建物それぞれの耐震性について、奈良県議会議員の川田ひろしさんが、わかりやすい形でまとめてくださっています。

このツイートにつけられた図が、とてもわかりやすい!!

卒業生、在校生、関係者が、ぞっとする耐震性の低さです。

そもそもis値とは?

is値とは、「seismic index of structure」の略称で、「構造耐震指標」を意味します。

is値とは構造耐震指標のことをいい、地震力に対する建物の強度、靱性(じんせい:変形能力、粘り強さ)を考慮し、建築物の階ごとに算出します。

「建築物の耐震改修の促進に関する法律(耐震改修促進法)」の告示(平成18年度国土交通省告示 第184号と185号 )により、震度6~7程度の規模の地震に対するis値の評価については以下の様に定められています。

is値が0.6以上:倒壊、又は崩壊する危険性が低い
is値が0.3以上0.6未満:倒壊、又は崩壊する危険性がある
is値が0.3未満:倒壊、又は崩壊する危険性が高い

一般社団法人 日本耐震診断協会(JASDA)「耐震診断の基準(is値)」より引用

is値が0.6以上あれば、とりあえずは安全な建物だと言えます。

is値が0.3未満の建物は、震度6や7の揺れが起こった場合には、倒壊、崩壊する危険性が高い・・・

奈良高校の本館、北館は、50年以上経過しています。当時の建築基準がどうだったかのかはわかりませんが、適切な対応がなされてこなかったのが残念です。

is値が0.6を超えているのは、図書室、新館、セミナーハウス、運動場の部室棟だけです。

図書室は創立60周年記念として1983年に、新館は1988年に、セミナーハウスは創立70周年記念として1993年に、部室棟は最近、それぞれ建てられたので、まー、納得です。

(奈良高校70年史)

奈良高校70年史

創立70周年のとき僕は在学中だったので「70年史」をもらいました。家にあったので、眺めていると・・・

1992年9月「北館・西渡り廊下大規模改造工事が竣工する」

1993年3月「格技場造築及び内部改造工事竣工する」

こんな記載がありました。

この時の改造工事ってどんなもんだったんですかね???

1995年1月に起こった阪神淡路大震災前だったので、今の耐震基準に至ってなかったのでしょうかね?

残念です。

奈良県立高校再編の一環で、奈良高校は移転する方向で話が進んでいます。

しかし、計画通り移転することになったとしても、数年後です。

それまでの間、奈良高校の危険性は変わりません。

もし、移転などの対策が完了しない間に、大地震が起こったら、どうなるのか・・・

恐ろしい・・・

ぼろぼろの奈良高校校舎・・・悲しい・・・

奈良県議会議員・川田ひろしさんが、奈良高校を現地調査された様子をツイートしておられました。

それを見ると・・・なんだか悲しい気持ちになります・・・

劣化が激しい奈良高校の姿・・・

奈良高校の正面玄関です。

でも、校章のあるあたりが、きちゃない・・・

一応、奈良の県立トップ校なんですけどね・・・悲しい。

この写真だけでは耐震性の低さや、劣化は感じにくいですが、ほかの写真を見ると、劣化がよくわかります。

この写真の場所は、北館の東端にある非常階段です。

この階段下にある冷水器を何度使ったことでしょう。

陸上部、野球部、サッカー部、ハンドボール部などグラウンドで活動するクラブの部員は、部活の始めと終わりに、このあたりの屋外廊下で、ストレッチをしていました。

今でも、在校生はやっているのかな??

もし大地震が来たら、この階段や校舎は、倒壊する危険性が高い・・・

その地震の発生時間が平日の日中ならば・・・・

ぞっとします。

体育館も耐震性が非常に低いようですが、川田ひろしさんのツイートを見ても、劣化がよくわかります。

体育館の地下には、ピロティー、小講堂、更衣室などがあります。

平日の日中に大地震が起こったら、ここはどうなるのでしょう・・・

怖っ。

そして、更に問題なのが、奈良高校が奈良市の災害時2次避難所にして入れていることです。


奈良高校は災害時の2次避難所に指定されていま「した」

奈良市会議員の三橋和史さんのツイートにもあるように、奈良高校は奈良市の災害時2次避難所に指定されていま「した」。

この看板見た記憶があります。

奈良高校は県立高校なので、奈良県の管轄です。

しかし、耐震性くらいは認識しているはず。

災害時2次避難所というのは、1次避難所が危ない場合に利用する避難所のようです。

県立高校なので、たとえ近くても、災害発生時は、まず、近くの小中学校へ避難するようです。

近所だと、佐保小学校かな?

佐保川に近いので、佐保川が氾濫した時とかは、佐保小学校から、奈良高校に移動する想定なのでしょう。

地震ではなく、大雨や洪水のときだとしても、耐震性に問題がある建物に、2次避難するのには、勇気がいりますね。

しかも、奈良高校周辺は揺れやすいようです。

奈良市は奈良高校の災害時避難場所の指定を解除

奈良県会議員の川田ひろしさん、奈良高校卒業生で奈良市会議員の三橋和史さんによる、積極的な活動・行動によって、奈良市から奈良県に対する行政指導、奈良市は奈良高校の災害時避難場所指定を解除しました。

早急に奈良高校の耐震化を!

奈良県立高校の再編も、いろいろ思うところがありますが・・・

1200人ほどの在校生が学ぶ学校として、この耐震性の低さは、大問題だと思います。

たとえ、高校再編で移転するとしても、それまでの間の安全性をどう確保するのか?

しっかりと考えて欲しいと思います。

県立高校の再編計画の見直しを求める署名はこちらから!

「県立高校の再編計画の見直しを求める署名」

郵送・FAXでの署名、ネット署名で、「県立高校の再編計画の見直しを求める署名」を行うことができます。

賛同いただける方は、ぜひ署名をお願いします。

ほなまた(c_c)b




タイトルとURLをコピーしました